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semスキン用のアイコン01 なぜワットアルンの彩色に陶器が使われているのでしょうか semスキン用のアイコン02

  

2014年 03月 09日

以前naozoさんと、ワット・アルンが見えるチャオプラヤー川のほとりのレストランで、夕暮れ時にチャイヨーしながら写真を撮っていたことがありました。
そのときカメラのファインダーを見て、あれ?こんな時間なのにワットアルンに人がたくさん登っている!
と二人で驚いたのです。
しかしそれはすぐに人ではなくワット・アルンに飾ってある神々の像だと分かりました。
それがこれ。
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更に近くに寄ってみると、その彩色は陶器のかけらでできていることがわかります。
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なぜ陶器のかけらがこのようについているのでしょうか?
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例えば、まず像を作ってその後顔料で彩色したとしますね。
その色はたいてい退色してしまうのです。
常温で作った色は基本的にはその温度以上の条件には耐えられないからです。
自動車のペイントだって、屋根瓦だってその色は焼きつけて塗装しているんです。
日本でも作った時は極彩色だったのに、退色してしまって今はもうその色はうかがい知れない仏像が多くありますね。
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もちろん大昔の絵画で色が残っているものはありますが、それは常時日光や風雨にさらされていないから。
このバンコクの過酷な日光と風雨に耐えるためには、それ以上の条件で色を定着させる必要があるわけです。
ですから高温で焼きあげて発色させる陶器はこのワット・アルンの色を付けるのにもっとも適した方法だと言えます。
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これ、けして壊れた茶碗を寄せ集めてきたものでなくて、このために焼いたんでしょうね。
いったいどんなデザイナーが、どのような職人を集めて作ったんでしょうね。
こういう歴史を考えるのは面白い。
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by travel-arrange | 2014-03-09 09:09 | バンコクの風景