表現は自由?だけど下品なフランスの新聞
2015年 02月 04日
また、日本に外国人の客が来て麺を一緒に食べるときも啜りません。
私のある知人は、蕎麦は音を立てないでもぐもぐ食べると美味くないし、この美味さをガイジンに教えるのだと言ってわざとやっていましたが、わたしはたとえ不味くなっても音をたてません。
ほとんどの国では食べ物を音を立てて啜って食べることは下品なことで、その音を聞くと外国人は気分が悪くなるからです。
もちろん普段日本のソバやでざるそばを食べるときは、大きな音で啜って食べますよ。
<今日の写真は文とは関係がありません>
先日パリで起こったフランス紙襲撃テロ事件は、フランスの風刺新聞がイスラム教の預言者ムハンマドを題材にした風刺画を度々掲載していたことがきっかけのようです。
もちろん私もテロを正当化するつもりはありません。
しかし、この事件後もフランスでは表現の自由を守るべきという意見と、そのようなイスラムを侮辱する行為を法律で禁止すべきだという意見の対立が起こっているんだそうです。
私は争点が違うと思うんです。
これは表現の自由なんていう大義をかざすようなことではありません。
なぜこの新聞社がムハンマドを題材にした風刺画を掲載するのか・・・それはそれを面白がる読者がいるからです。
ある国(宗教)の人たちが嫌がることを知っていて、それを自分は平気だからやってしまうということは、ただただ下品なことです。
もし嫌がる人がいるということを知らないのであれば教養が無いということです。
風刺画を載せる新聞とそれを読むフランス人は、自分たちは外で靴を脱ぐ習慣がないからといってタイの寺院で靴を脱がないフランス人(そんな人は実際はいないでしょうけど)と同じです。
下品なことは法律で縛るのではなく知性と良識で排除するものです。
にほんブログ村
読み終わったらぜひワンクリックをお願いします。
↓最新日付のページにはここに広告が出ますが、私の記事の内容とは関係がありません
by travel-arrange | 2015-02-04 20:37 | バンコクの風景 | Comments(4)
ワタクシもISILに対してはちょっと違うと思うんですが、宗教的な絶対なものを批判の対象にしてしまうデリカシーのなさには呆れてしまいます。
アメリカの教会の指導者の中にはコーランを焼き払うという大馬鹿者もいます。
ワタクシもバミーやクイッティオを食べるときは音を立てません。
とはいえですね、最近のフランスのラーメン好きはけっこう音を立てて食べているんです。
あと、一部の人だと思いますが、コーヒーなどを飲むとき「ズッ」という音を立てる人もいるんです。
これは夏の旅で気になったことなんですが。
へえ、フランスのラーメン屋ではフランス人が音を立てて食べるんですか。
まさに日本文化の輸出ですね。
そのフランス人、日本通を気取っているのかも。
あっそうか、日本のタイ料理屋のお勘定をチェックビンと言う日本人と同じか。
スクムビット
私もみなさんと同感です。
麺類をすすらない事も風刺画の事も。
麺類は自分はすすらないので、最近は日本にいても他人のすする音が気になってしまいます…
もちろんここは日本なので指摘などはしませんが。
風刺画のことは報道されたときに、私はあの絵を見ても嫌な感覚しか残りませんでした。
宗教は自由であり、それをああいった形で晒すのは全く笑えません。
実は多くの日本人は麺をすすって食べるのは、日本人ぐらいだということを案外知らないようです。
タイでセンミーをずるずるやっているおじさんのほとんどがそうです。
同じようにイスラム教が偶像崇拝を禁じていることも多くの日本人は知りません。
ただフランスのあの新聞社は知っているんですよ。
スクムビット