葬儀の花とメコンを渡る
2008年 09月 09日
料金は30バーッ、ただ看板には料金20バーッ、荷物代10バーッと書いてあります。
私が持っているのはカメラのバック一つだけど、これで荷物代とるのかなあ、まあいいか。
川岸に下りていくと右の船に乗れと言われました。
以前、タイのラヨーンからサメット島に渡る船で、乗ったはいいが1時間近く待たされたことがありましたが、このボートなら他の客を待ってもたかが知れています。
と思っていると、どかどかと花が積み込まれてきました。
綺麗な花ですが、何か雰囲気が・・・・
タイやラオスではこのような花をいったい何に使うんだろう?日本とは習慣が違うだろうから・・・
私は、私自身おおかた想像がついているのに一生懸命違う推測を思い巡らせていました。
しかしもうだめです、見たくないのに何か黒で縁取られた飾りに気がついてしまいました。(写真左側)もうこれは決定的です。
どうも綺麗な花々と一緒に私は川へ流される運命のようです。
何かこれで世の中も見納めのような気がしてきましたよ。
ああ、あちらの船にはラオスの国旗が掲げられています。ラオスに一度上陸してみたかったなあ・・・
などと馬鹿なことを妄想しているうちに船は出発しました。
どういう事情かわかりませんが、タイ側で葬儀用の花を用意してラオスに運んでいくのでしょう。ラオスから花と葬儀セットを買出しに来たのか、それともラオスに親戚がいるタイ人が不幸を聞き花を持って参列しに行くのか。
メコン川は、ここのところの雨で増水しています。水の流れも速そうです。
水が茶色く濁っているので川底はまったく見えません。
誰も救命胴衣など着ていません。
黄色い花は菊のように見えますね。
やはりこの色彩の感覚が悲しみの表現であることは日本もタイもラオスも共通なのでしょうね。
向こうを見るとボートが人ではなくて先ほどのアメリカ人の団体さんの荷物だけを運んでいます。
5分ほどでラオスに到着です。
葬儀の花も私も無事メコンを渡れてよかった、よかった。
ラオス側のボート屋のおじさんが笑顔で出迎えてくれました。
ねっ笑っているでしょう。
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by travel-arrange | 2008-09-09 21:41 | ラオスにて | Comments(4)
それにしても、無事渡ることができて何より!
三途の川でなくてよかったです。。。笑
はじめまして。 たしかに騙されることに 神経質になっては 楽しめませんね。
もう 15年くらい 旅らしき旅をしていない主婦です。
これからも 時々うかがわせて頂きます。
ようこそ、いらっしゃいました。
日本は小銭ではだまされないのが普通ですから、つい気になるんですよね。
免税店で、普段買わない高価なものを買う人が、つい現地で100円200円ちょろまかされると激怒するのは、つまらないことです。