商売の駆け引きは面白い
2009年 09月 21日
朝早くからのお寺の鐘の音で起こされて早朝から街の中を散歩です。
タチュパル広場には1427年建立のダッタトラヤ寺院があります。
と、書きましたがこれは今調べて書いたこと。お寺が何年に建てられたかということにはあまり興味がありません。
おや、お寺の前で人が集まっていますよ、何でしょうか。
帽子をかぶったおじいさんと赤い服のおばさんが何事か交渉をしているようです。
おじいさんの顔がくるくると変わって傍から見ていても面白い。
おばさんはこの素焼きの器を売りに来ているようです。
おじいさんはこの器を買おうとしているんですね。
おじいさん「どうだい、この小皿、2枚で1ルピーでどうじゃな?」
おばさん「いやいや、とんでもないよ、一枚1ルピーだよ」
おじいさん「やれやれ、わしゃ今日はこれを10枚買ってかえらなければいけないんじゃがなあ」
見ているまわりの人たちもおじいさんとおばさんの交渉に興味津々です。
おじいさん「1.2,3、・・・わかった、それじゃあ8枚だけにしておこう」
おじいさん「8枚で5ルピー払うよ、これでいいだろう?これでもらってくよ」
おばさん「だめだめ、勘弁しておくれ、8枚だったら8ルピーもらわないと商売にならないんだよ」
おじいさん「いいじゃないか、もう2枚で1ルピーにしてくれとは言ってないんだから」
おばさん「うちは誰にでも1枚1ルピーで売っているのさ、あんたにだけ特別には出来ないよ」
と延々と交渉は続きます。
おばさんは怒ったような顔をしていますが、これもきっと交渉の演技の内。
おじいさんの方は結構楽しそうに値切っています。
もちろん上の会話は私の想像です。
私はネパール語はまったくわかりませんので、いくらで交渉しているのかは定かではありません。
ただおじいさんの持っているお札は5ルピー札(6円ほど)のようですし、おじいさんとおばさんは小皿の枚数を何度も確認していたので、こんな話なのだと思います。
日本では、もうこんなものを買うのに面倒な交渉をすることはありません。
だけど駆け引きをしながら商売の交渉をすることは、実は売り手にとっても買い手にとっても面白いことなんですね。
にほんブログ村読み終わったらぜひワンクリックをお願いします。
コメントもお待ちしております。↓
by travel-arrange | 2009-09-21 18:04 | ネパール パクタプル | Comments(2)