ムンバイの洗濯場
2007年 10月 05日
まあ現地価格にしては高いんだろうなあと思いながらも、私も「後から追加なんて無しだぜ」と言って覚悟を決め車に乗り込みました。
最初に行ったところが最も印象的な「ボンベイの洗濯屋」でした。ここの話は昔聞いたことがあり、ある案内には「ボンベイの一番の見所。ムンバイ洗濯場の写真が同じ構図なのは観光客が見る場所が、安全のため幹線道路が線路を跨ぐ橋上にある一角と決まっているため。」と書かれています。
ところがこの写真違うんです。
ガイド件運転手は、インド門から少し走ったところのスラム街で車を止め、ここで降りろといいます。降りると手招きして「一緒についてくれば問題なーい」と言いながら、売店でタバコを二本買い、私に一本勧め、更にスラム街の奥に入っていきます。写真のような景色が延々と続き、あるところに止まると「ちょっと待ってて」と言いながら部屋の奥で何事か話をして自分の持っていた服を渡したのでした。そうです、このガイド運転手、私に見せにきたというよりも自分の服を洗濯に出しにきたようです。
話を聞くと、最近は電気遠心乾燥機なども導入され機械化されているとの事。しかし洗いはきちっと手洗いのようでした。
少年もわき目も振らず洗濯にいそしんでいます。
この一角のスラム街がすべて洗濯場そのものになっているのですが、洗濯場の脇の暗くて狭い部屋の中に学校があり小学校低学年ぐらいの子供たちが、勉強していました。
この子供たちも、もう少し大きくなると洗濯の戦士になるのでしょうか。
by travel-arrange | 2007-10-05 23:45 | インド・ムンバイにて | Comments(0)