ビルマのはにかみ
2008年 09月 15日
だいたい国境を通過するためには面倒な手続きと、国からとても実費とは思えない値段で買ったパスポートという手帳を持っていなくてはいけないので、なおさら国境は緊張しなくてはいけない場所と思ってしまいます。
ここタイ、ミャンマー(ビルマ)国境のタイ側メーサイの街でも、ここは普通のところではないぞと威嚇するかのような周りには不釣合いな大きなゲートがあります。
ところがここらの街の人たちは毎日隣村に来るように隣国へやってきて用事を済ませたらまた帰っていくのです。
ミャンマーの母と娘が国境の道路の脇で小さな店を開いていました。
私がカメラを向けると、母は娘に撮ってもらいなさいよと促してくれています。
母親には信頼の眼差しですが
カメラを構えている私を見ると恥ずかしそうにはにかんでしまいます。
ごめんね、いやだよねえ、モデルじゃないんだから。
顔にはお母さんが塗ってくれたのでしょう、愛くるしいタナカというミャンマー独特の化粧品。
ミャンマーの言葉がわからない私は、あわてて「コップンカップ」とタイ語でお礼を言いました。
今日もお店が終わったら、夕方国境を戻ってミャンマーの家に帰っていくのでしょう。
今日の写真も画像を大きくするためにやむなく縦長にトリミングしていますが、元の写真は横長の写真です。元画像は右上の「私の写真の物置はここ!」をクリックしてご覧ください。
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by travel-arrange | 2008-09-15 20:04 | タイOthers | Comments(6)
タイ語では、「ボーリスット(บริสุทธิ์)」といいますが、「純真」そのもので、最後の写真など、子供のポートレートとしては「傑作」だと感心いたしました。
これは鈴木さんに連れて行っていただいたメーサイで撮ったものです。
3枚目の写真のお母さんの視線の先には鈴木さんがいらっしゃった
のではないかと思います。
このことは、また改めてブログに書きたいと思っています。
特に カメラに慣れていない子供って かわいい。
さて、人物撮影、今回の旅では、以前スクムビットさんが書かれていた、「挨拶して、カメラを撮るポーズ」を実践させていただいたところ、ホントに人物が楽に撮れました。
ここに感謝の気持ちですよ。いや、ホント。
はにかんだっていいじゃないですか。
視線は来ているし、いい写真だと思います。
写真を撮らせてもらうときの挨拶は大事ですよね。
こちらから挨拶して撮らせていただくという気持ちが伝わったとき、笑顔を返してくれるのは撮ってもいいよという返事だと思っています。私は笑顔が無ければすぐにカメラを降ろしてシャッターを押すのををやめることにしています。
以前観光客向け山岳民族の村で写真を撮ったとき、まるで人間動物園みたいな複雑な気持ちになりました。
あの後味の悪さは、撮られている人は商売として撮られると割り切っていて、撮っている私もお金を払って何か珍しい”モノ”を撮るように黙っていたからだと思います。